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FXは為替レートの変動によって生じる売買差益を利益とする投資(投機)として知られています。
実は売買差益以外にも「スワップポイント」という仕組みで利益を得ることもできると、聞いたことがある方もいるのではないでしょうか?

スワップポイントって利益を生むものなの?

支払う場合もあるって聞いたけど、それってどういうこと?

このような疑問を持つ方は少なくありません!
スワップポイントは、通貨ペアの金利差に基づく利益または損失を意味し、FX取引で重要な要素の1つです。
仕組みを十分に理解していないと、思わぬリスクに直面することもあります。
そこで本記事では、スワップポイントの基本から、具体的な利益と損失の事例、投資戦略、さらには注意点までを詳しく解説します。
スワップポイントとは、FX取引において通貨ペアの金利差に基づいて発生する金銭の受け渡しを指します。
具体的には、「金利が高い通貨を買い、金利が低い通貨を売る」とその金利差に応じて利益が発生します。
一方で、逆のポジションを持つと金利差に応じた支払いが発生します。
例えば、日本円(低金利)を売って豪ドル(高金利)を買った場合、スワップポイントとして利益を得られる可能性があります。
逆に、豪ドルを売って日本円を買う場合は、スワップポイントを支払うことになります。
- スワップポイントは、通貨ペアを保有している間は毎日発生する
- 受け取る金額や支払う金額は、FX会社や通貨の政策金利よって異なる
- スワップポイントの計算は、1日単位で行われるのが一般的

スワップポイントって、具体的にはどうやって決まるの?

取引している通貨ペアの金利差とFX会社が出している条件によって決まるわね!
スワップポイントがFX会社によって異なるのは、インターバンク市場での取引条件、会社の利益構造、リスク管理方針、そして取引コストとのバランスなど、複数の要因が絡み合っているためです。
「高金利通貨の取引を推している」「スワップポイントで他社と差別化をしている」会社は、スワップポイントを高く設定しています。
スワップポイントは金利差によって発生するため、必ず利益になるとは限りません。
通貨ペアの組み合わせや持つポジション次第では、むしろスワップポイントを支払うことになります。
スワップポイントで利益を得るには、金利が高い通貨を買い、金利が低い通貨を売る必要があります。
通貨ペアの金利差がプラスに働き、保有している間は毎日スワップポイントを受け取ることができます。
スワップポイントが利益になる例
- 豪ドル(高金利)を買い、日本円(低金利)を売る(AUD/JPYの買い)
- メキシコペソ(高金利)を買い、米ドル(低金利)を売る(MXN/JPYの買い)
一方で、金利が低い通貨を買い、高い通貨を売ると金利差がマイナスとなり、スワップポイントを支払うことになります。
スワップポイントが損失になる例
- 日本円(低金利)を買い、豪ドル(高金利)を売る(AUD/JPYの売り)
- 米ドル(低金利)を買い、メキシコペソ(高金利)を売る(MXN/USDの売り)
スワップポイントの利益と損失は、同じ通貨ペアであっても、ロング(買い)とショート(売り)のどちらを選ぶかによって変わります。
FX取引では通貨ペアを保有するというのは、どちらの通貨を「買い」もう一方の通貨を「売る」ことを決定する仕組みであるからです。
関連記事:通貨ペアを買う・売るとは?仕組みを解説


同じ通貨ペアでも、買いと売りでスワップポイントが違うんだね。

そうなの。例えば、豪ドル円の場合は買うとスワップポイントを受け取れるけど、売ると支払わなきゃいけないのよ。(2025年1月時点)
スワップポイントの損益確定について
スワップポイントの損益は、基本的にはポジションを決済した際に確定します。
未決済のポジションで発生しているスワップポイントは「未実現損益」として計上され、ポジションを決済することで「確定損益」となります。
スワップポイントの発生と確定は以下のような流れです。
スワップポイントがもらえる通貨ペアのポジションを建てる
(例)AUD/JPYの買いポジション
ポジションを保有している間、毎営業日ごとに発生する
「未実現損益」として口座残高には反映されないが、証拠金維持率には影響する
ポジションを決済した時点で、それまでに発生したスワップポイントの損益が確定し、口座残高に反映される
(例)保有中のAUD/JPYのポジションを売る
ここでは、スワップポイント投資を行う際に考慮すべき基本的な戦略について解説します。
スワップポイントは、通貨ペアの金利差に基づいて決まります。
そのため、金利差が大きい通貨ペアを選ぶことが重要です。具体的には、以下のような通貨ペアがよく挙げられます。
- 豪ドル/円(AUD/JPY)
- トルコリラ/円(TRY/JPY)
- メキシコペソ/円(MXN/JPY)
これらの通貨ペアは、通常、高金利の通貨を含むため、スワップポイントを受け取るポジションを保有しやすい特徴があります。
各通貨ペアのスワップポイントはFX会社の公式サイトや取引ツールから確認できるので、チェックしましょう。
スワップポイントを得るためには、高金利通貨を「買う」ポジションを保有する必要があります。
この際、以下の点に注意しましょう。
- 長期的なポジションの維持
証拠金維持率を高くして大きな値動きに耐えられるようにすることで、強制ロスカットを回避する - 通貨の安定性
高金利通貨は値動きが激しい場合があるため、長期間保有する場合のリスクを知っておく
スワップポイントのシミュレーション例
スワップポイント投資を始める前に、事前にシミュレーションを行いましょう、
以下は簡単な計算例です。
- 通貨ペア:豪ドル/円(AUD/JPY)
- 取引数量:10 lot
- 1,000通貨(1lot)あたりのスワップポイント: 11円/日
- 保有期間:90日
- 利益の計算:11円 ×10 lot × 90日 = 9,900円
スワップポイントの計算を行う際は、「取引数量」「保有期間(目安)」をざっくりでもいいので決めておきましょう。
スワップポイントはポジションを持ち越す際に発生しますが、受け渡しについては取引日の2営業日後というルールになっています。
ただし、為替市場は土曜日と日曜日に閉まっているため、金曜日から月曜日にかけての取引できません。
金曜日にポジションを持ち越すと、実際には金曜日から月曜日までの3日分のスワップポイントが発生することになります。
スワップポイント① 金曜日→土曜日
スワップポイント② 土曜日→日曜日
スワップポイント③ 日曜日→月曜日
この3日分のスワップポイントを水曜日に一度に計算して付与するため、スワップポイントが3倍になるのです。
受けとるスワップポイントが3倍になることは利益が増えるチャンスですが、逆にスワップポイントを支払う場合は負担も3倍になることに注意しましょう。

スワップポイントの受け渡しの仕組みって実は少し複雑なんだね。

そうね。とりあえず水曜日は3倍になるってことは絶対に覚えておきましょう!

わかった!特に損失が3倍になるポジションを持つときは気を付けたいね。
スワップポイント投資は魅力的な投資方法に見えますが、同時にリスクや欠点も存在します。
ここでは、スワップポイント投資の主要な欠点について詳しく解説します。
一方のポジションしかとれないリスク
スワップポイント投資は、高金利通貨を買うポジションを取ることで利益を得る戦略になります。
この場合、一方向のポジションしか取れないため、一方的な下落には非常に弱いという最大の欠点があります。
スワップポイントの利益よりも価格変動による損失が上回る場合、利益を得ることができません。
スワップポイント投資が上手くいくのは、長期的に横ばいの相場や高金利通貨高になる相場となります。
例:トルコリラ円の下落相場(2008年時点:90円台 → 2025年時点:4円台)
過去にはトルコリラ/円(TRY/JPY)のロングポジションが話題になりましたが、2025年現在もトルコリラは下落し続けています。
スワップポイント狙いの多くの投資家はどこかのタイミングでロスカットを余儀なくされているでしょう。
金利差は固定ではない
スワップポイントの基となる金利差は、通貨ペアの2カ国間の政策金利に依存します。
そして、政策金利はその国の経済状況によって変動するため、スワップポイントも増減します。
高金利だった通貨が、政策金利の引き下げにより金利差が縮小し、スワップポイントが減少する場合があります。
あるいは、低金利側の通貨が金利を引き上げるても金利差が縮小してもスワップポイントが小さくなります。
金利差の変動は予測が難しいため、長期投資の場合は特に注意が必要です。
2カ国間の政策金利発表を毎月チェックしつつ、どこでポジションを決済するか見極める必要があります。

スワップポイント投資って、簡単そうに見えるけどリスクも大きいね。

そうよ。大きな価格変動や政策金利の変化には気をつけるべきね。

リターンばかりに目が行きがちだけど、欠点もしっかり理解しておく必要があるね。
前述のスワップポイントの欠点により、筆者個人としては、初心者を含めた多くの投資家に対してスワップポイント投資はおすすめできません。
スワップポイントについての考え方、スワップポイント投資の代わりの投資方法について最後にまとめます。
スワップポイントは中長期トレードのおまけ
長期間ポジションを持っていたとしても、スワップポイントで得られる利益は、値動きによる差益に比べると小さくないことが多いです。
そのため、「スワップポイント投資」とメインの戦略として取り入れるのではなく、中長期トレードの「おまけの利益」として考えるのが現実的と考えています。
また、スワップポイントを支払う場合は、どのくらいの期間でどのくらいマイナスになるかを事前に計算してあまたの片隅に置いておきましょう。
豪ドル/円(AUD/JPY)を中長期保有する例
- 「AUD/JPYの価格が中長期的にどこまで上がるか」をメインに計画を立てる
- 「スワップポイントにより利益」は副次的な利益としてとらえる
スワップポイント投資→株式投資を検討
また、スワップポイント投資を資産運用の手段するなら、株式投資の方が魅力的だと考えています。
株式投資の利点
- 配当金や株主優待といった定期的なインカムゲインが得られる。
- 株式市場の方が情報が整備されており、初心者にも学びやすい環境が整っている。
- 長期保有によるキャピタルゲイン(値上がり益)も期待できる。
これらの利点としては、スワップポイント投資にも言える部分もあります。
しかし、FXで高金利通貨ペアを持っておくよりも、高配当株や人気銘柄を持っておく方が価格変動のリスクが小さく、安定してインカムゲインが得られると思っています。
スワップポイント投資と株式投資のどちらも、スワップポイントや配当金を受け取るまでには一定期間資金を動かさない必要があります。
どちらも資金拘束される投資方法なのであれば、リスクは抑えておくに越したことはありません。
スワップポイント投資 | 株式投資 | |
---|---|---|
インカムゲイン | スワップポイント | 配当金 / 株主優待 |
利益の発生 | 〇 毎日 | ▲ 1年に1~2回 |
一度に得られる利益 | ▲ 小さい | 〇 大きい |
投資対象 | 高金利通貨ペア | 高配当株/人気銘柄 |
価格変動リスク | × 大きい | 〇 比較的小さい |
株式投資は、配当金/株主優待の権利確定日まで株式を保有している必要があります。
高配当株や人気銘柄を選択することで、リスクを抑えながら年間3~5%ほどの配当利回りを期待できます。
また、企業の成長や市場全体の動きによる株の値上がりも収益源となり、長期的な資産形成に適しています。
もちろん値下がりすることもありますが、高金利通貨ペアの下落リスクよりは問題になりにくいでしょう。

株式投資だと、銘柄によっては株主優待を得られるのもイイね!

そうね!FXだと通貨ペアを保有してても株主優待的なものはないからね。

どちらも資金を動かせない投資をするなら、比較的安定で、配当金+株主優待がもらえる株式投資の方が資産形成にはいいわね!
本記事では、スワップポイント投資の基本的な仕組みやメリット、リスクについて解説しました。以下に、重要なポイントを簡単に振り返ります。
- スワップポイントは利益にも損失にもなる
高金利通貨を買うポジションを持っていれば利益になるが、逆のポジションだとスワップポイントを支払うことになる - レンジ相場には強い・トレンド相場に弱い
長期的な保有をした場合、スワップポイントを積み重ねた利益よりも値動きによる損益の方が大きくなりやすい - スワップポイントは中長期戦略のおまけ
メインの投資戦略としてはリスクが大きいため、スイング-ポジショントレードの副次的な損益として考える - スワップポイント投資するなら株式投資を検討
資金拘束が必要な投資方法なら、配当金や株主優待のもらえる高配当株や人気銘柄に投資した方が比較的リスクが小さい

スワップポイント投資は魅力的と思ってたけど、少し慎重になったよ。

いい判断!簡単さや利益ばかりに囚われてはダメね!長期的な視点でリスクとリターンのバランスを考えましょう。