当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。
FX取引では、順張りと逆張りという二つの基本的な戦略があります。
順張りはトレンドに従ってポジションを取る方法であり、逆張りはトレンドに逆らってポジションを取る方法です。
自分のポジションが順張りか逆張りか認識することはトレードで大切です!
初心者の方がよく悩む点の1つに、自分が順張りをしているつもりでも別の時間軸で見るとそれが逆張りになってしまうことがあります。
また、その逆もしかりで、逆張りしたつもりが別の時間軸では順張りになってしまうこともあります。
これがFX取引の難しい点の1つだよね。自分が順張りか逆張りなのか分からなくなっちゃう!
本記事では、順張りと逆張りの基本的な定義を解説しつつ、自分のポジションについての判断の仕方も解説します。
順張りとは、現在のトレンドに従って取引を行う手法です。
具体的には、上昇トレンドでは買いポジションを、下降トレンドでは売りポジションを持ちます。
トレンドフォローとも呼ばれ、トレンドが続く限り利益を上げやすいのが特徴です!
順張りのメリットは、トレンドの方向に従うため、トレンドが強いほど利益を得やすい点にあります。
また、トレンドが継続する場合、ポジションを長く持ち続けることで大きな利益を期待できます。
しかし、トレンドの転換点を見極めることが難しいため、タイミングを誤ると損失を出すリスクもあります。
【FX】高値掴み(底値売り)で失敗してしまう原因と対策例えば、ある通貨ペアが数日間にわたって上昇している場合、その上昇トレンドがまだ続くと予測して買いポジションを取るのが順張りの典型的な例です。
逆張りとは、現在のトレンドに逆らって取引を行う手法です。
具体的には、上昇トレンドでは売りポジションを、下降トレンドでは買いポジションを持ちます。
トレンドの反転を狙うものであり、トレンドリバーサルとも呼ばれるね!
逆張りのメリットは、トレンドが反転したタイミングで大きな利益を狙える点にあります。
特に、トレンドが過熱している場合には、その反動を利用して短期間で利益を得ることができます。
また、逆張りはトレンドの終わりを予測するため、トレンドが変わる前にポジションを取ることで、より有利な価格で取引を開始できます。
しかし、逆張りはこれまでのトレンドに逆らうため、もしトレンドが継続すると損失が膨らむ可能性があります。
誤ったタイミングで取引を行うと大きな損失を被ることがありますので注意です。
例えば、ある通貨ペアが急激に上昇した後、その上昇が行き過ぎだと判断して売りポジションを取るのが逆張りの典型的な例です。
逆張りはレンジ相場(横ばいの値動き)でも有効な手段です。
レンジ相場では価格が一定の範囲内で上下するため、サポートラインやレジスタンスラインで逆張りを行うことで利益を上げやすくなります。
価格がサポートラインに近づいた時に買い、レジスタンスラインに近づいた時に売ることで、レンジ内での反発を狙います。
FX取引において、分析する時間軸の違いはトレンドの見え方に大きな影響を与えます。
為替チャートはマトリョーシカのように入れ子構造になっており、長期間のトレンドは中期間のトレンドサイクルで構成され、中期間のトレンドは短期間のトレンドサイクルによって形成されています。
これを理解するためには、マルチタイムフレーム分析の考え方が重要です。
マルチタイムフレーム分析
マルチタイムフレーム分析とは、1つの時間足だけを見るのではなく複数の時間軸でチャートを分析する手法です。
例えば、日足、4時間足、1時間足のチャートを順番に確認することで、異なる時間軸でのトレンドやサポート・レジスタンスを見極めることができます。
この方法を使うことで、短期的なトレンドと長期的なトレンドを総合的に把握し、より正確な取引判断が可能になります。
長期間トレンド | 週足や月足で長期的なトレンドを確認 |
中期間トレンド | 日足や4時間足で中期的なトレンドを確認 |
短期間トレンド | 1時間足や15分足で短期的なトレンドを確認 |
長期→中期→短期の順番で分析を行って、各トレンドの方向を確認しましょう。
時間足の違いによって、同じ通貨ペアでも異なるトレンドが見えることがあります。
例えば、日足で見ると上昇トレンドでも、1時間足で見ると下落トレンドとなっており、逆張りのタイミングとなる場合があります。
このため、どの時間軸で取引を行うかを明確にし、適切なタイミングでポジションを取ることが重要です。
マルチタイムフレーム分析を用いることで、異なる時間軸でのトレンドを総合的に理解し、順張りや逆張りの判断をより精度高く行うことができます。
順張りか逆張りかは、分析する時間軸と取引する時間軸のトレンドによって異なります。
異なる時間軸で異なるトレンドが見えることから、同じ取引でも時間軸によって順張りか逆張りかが変わることがあります。
このため、どの時間軸で取引を行うかを明確にすることが非常に重要です。
時間軸によるトレンドの違い
マルチタイムフレーム分析により、日足チャートで上昇トレンドと判断した場合でも、1時間足チャートでは短期的な下降トレンドになっていることがあります。
この場合、日足チャートに基づいて順張りの買いポジションを取ると考えても、1時間足では逆張りとなる可能性があります。
逆に、1時間足で逆張りの売りポジションを取ると考えても、日足では順張りと見なされることがあります。
どちらの時間軸をメインとして取引をするかで順張りか逆張りかは変わってきます。
ちなみに長期トレンドであるほど、値動きは強いので日足の逆張りなどは注意が必要!
判断基準の設定
まず、自分がどの時間軸でトレンドを分析するかを設定します。
例えば、月足・日足チャートで長期的なトレンドを確認し、4時間足で中期的なトレンドを確認するなど、複数の時間軸を使用します。
次に、実際に取引を行う時間軸を設定します。
短期取引なら1時間足や15分足、中期取引なら4時間足や日足をもとに取引を行います。
意識するポイント
第一に自分が取引する時間軸のトレンドに対して順張りや逆張りを行っているかを常に意識することが重要です。
取引する時間のトレンドに乗るのであれば順張り、トレンドの終わりを予測しているなら逆張りをするのが良いでしょう。
第二に取引する時間軸より長期足のトレンドに対して順張り、逆張りのどちらか。
長期足のトレンドに順張りであれば、ポジションを入れたタイミングで値動き逆行してもトレンドに戻る可能性があります。
よって、損切りの判断は遅らせても問題ないと言えます。
一方で、長期足のトレンドに逆張りであれば、損切りの判断は早めにシビアに行った方が良いです。
トレンドがそのまま続いて、含み損が膨らんでしまうリスクを小さくできます。
長期・中期・短期のトレンドが揃っている順張りが安心で最強です!
本記事では、FX取引における順張りと逆張りの基本的な考え方と、それぞれの手法のメリット・デメリットについて解説しました。
順張りはトレンドに従う手法で、トレンドが続く限り利益を上げやすい点が特徴です。
一方、逆張りはトレンドに逆らう手法で、トレンドの転換点やレンジ相場の上下を狙うことで利益を得られる機会があります。
重要なポイントとしては、自分がどの時間軸で取引をするか決めること。
まずは、取引する時間軸のトレンドに対して順張りまたは逆張りを行っているかを意識しましょう。
異なる時間軸では異なるトレンドが見えるため、複数の時間軸でチャートを分析するマルチタイムフレーム分析が非常に有効です。
また、長期足のトレンドに順張りか逆張りか意識することで、損切りタイミングの管理も行うことができます。