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クラウドソーシングサイトは、フリーランスにとって仕事を見つけるための強力なプラットフォームです。
しかし、受注できそうな仕事がたくさんあったとしても、すぐに受注するのではなく様々な要素を確認しましょう。
むやみに仕事を受注する、安請け合いする癖がつくと痛い目を見ます。
・自分のスキルとミスマッチな案件を受けてしまう
・不適切で安すぎる報酬で割りに合わない仕事をする
・納期の見積もりを誤ってクライアントに迷惑をかける(納期遅れ)
・地雷案件や悪質なクライアントに遭って時間と精神を浪費する
特に「ミスマッチな仕事の受注」「納期より遅れてしまう」ことは信用を失うので気を付けたいところね。
仕事のスキルだけじゃなく、トラブルに対する自衛・立ち回りもフリーランスには大切だね。
本記事では、このようなトラブルを未然に防ぐために必要なポイントを紹介します。
クラウドソーシングで仕事を受ける前に注意すべきことの1つ目は、依頼内容の確認です。
受注する前に「依頼の目的・背景」「仕事の詳細」をしっかりと読みましょう。
具体的に目的や仕事内容が書かれていればよいのですが、募集案件には「●●をしてほしい」くらいざっくりとしたものもあるので注意です。
依頼内容が曖昧なほど、受注者と発注者で認識の違いや、自分のスキルとミスマッチが起こりやすいです。
結果的に、成果物の品質や納期に悪影響を及ぼすリスクがあります。
依頼の目的・仕事の詳細を読んでいく中で、自分のスキルと仕事内容がマッチしているかを確認することが重要です。
例えば、あなたがWEBデザイナーであれば、WEBサイトのデザインや改善に関する案件が適合します。
しかし、WEBサイト制作としてHTMLやJavaScriptなどのプログラミングの知識が必要な案件には注意が必要でしょう。
知識やスキルが一定のレベルを満たしていないのに受注した場合、クライアントに迷惑をかけ、評価や信用を落とすことになります。
「発注者が期待していること」と「自分ができること」が一致するか事前に確認しましょう。
興味がある案件や直接相談が来た仕事の内容があいまいなこともあるでしょう。
そんなときも曖昧なまま受注せず、必ず発注者や相談者にヒアリングをしてください。
筆者は最低限、以下のポイントを確認してから受注しています。(図解デザインや資料作成)
そのほか、依頼や相談内容で分からないことは、受注する前に質問をしてお互いにすり合わせましょう。
依頼内容や要望を自分の力で解決できそうか、まずは確認することが重要なんだね。
必ずしも細かく依頼内容を説明してくれるわけではないから、ヒアリングすることも大切よ!
ヒアリングについて、もう少し深堀していきましょう。
クラウドソーシングで仕事を受ける際、発注者の要望を理解することは非常に重要です。
要望を理解するだけではなく、それが自分のスキルで解決可能なものであるかどうか見極める必要があります。
依頼主が何を達成したいのか、どのような成果物を期待しているのか汲み取りましょう。
あいまいだったり、分からない場合は質問すべきです。
依頼主の要望が現実的かつ自分が達成可能なものであるかも重要です。
依頼主の要望が現実的でない場合や、自分のスキルセットや時間的な制約から達成不可能な場合、最初からその仕事を受けるべきではないでしょう。
・過度なコスト削減、予算が低すぎる
・仕事量に対して、納期が短すぎる
・「成功するアプリを作ってほしい」など抽象的な要望
・著作権に問題がある要望(パクリ指示、他社コンテンツの利用)
この確認を怠ると、後で依頼主との間にトラブルが生じる可能性があります。
依頼内容や納品物の仕様で分からないことがあれば、契約前や受注前に依頼主に質問しましょう。
質問することに抵抗がある方もいるかもしれません。
「仕事を始めてから後悔すること避ける」「依頼主との良好な関係を維持する」ために必要なコミュニケーションです。
また、成果物を納品する仕事の場合は、無駄な修正や追加作業を防止することにもつながります。
依頼主からの情報が不足している場合や、依頼内容が曖昧な場合は、具体的な情報を求めるために質問をすることを恐れてはいけません。
こんなこと聞いてウザがられないかな。依頼してもらえなくなるかな。って心配しちゃうことあるよな。
だけど、質問したことに喜んでくれる・真摯に回答してくれる発注者は多い印象です。だから安心してね!(筆者の経験上)
依頼内容と予算・報酬のバランスの確認についても、詳しく見ていきましょう。
依頼内容と報酬を比較し、自分のスキルや時間に見合っているかを確認することもクラウドソーシングでは必要です。
また、クラウドソーシングでは依頼主からの報酬にシステム手数料や消費税が含まれることを理解して、報酬金額を交渉しましょう。
クラウドソーシングでは、報酬の20%前後がシステム手数料で引かれることは知っておきましょう。
まず、依頼内容と報酬を比較することから始めましょう。
具体的な作業内容、必要なスキル、見込まれる作業時間などを考慮に入れ、報酬が適切かどうかを判断します。
例えば、高度な専門知識やスキルを必要とする仕事であれば、それに見合った報酬が設定されているはずです。
逆にかんたん作業やタスク形式など、人を選ばない仕事は報酬は低くになります。
次に、自分のスキルとどのくらいの時間を要するか見極めましょう。
自分が持っているスキルや経験を考慮し、その上で依頼内容を達成するために必要な時間を見積もります。
時間あたり、単価あたりまたはプロジェクトあたりの報酬が妥当な範囲か判断しましょう。
最後に、クラウドソーシングでは依頼主からの報酬にシステム手数料や消費税が含まれることを理解しておきましょう。
特に2023年10月からはインボイス制度が開始されます。対象者(課税事業者/適格請求書発行事業者)は、後に消費税を納める必要があります。
消費税や手数料は報酬から差し引かれるため、実際に受け取る金額は依頼主から提示された報酬額よりも少なくなるでしょう。
そのため、報酬を確認する際には、手数料や消費税を考慮に入れましょう。
クラウドソーシングでは報酬から20%程度が差し引かれるから、これ知らないとびっくりするかもね。
それらを差し引いて手元に残る金額で、自分は適切と思えるか判断すべきね。
納期を守ることは、あなたの評価・信頼を左右する重要な要素です。
納期を破ることは、信頼や評価が落ちるだけでなく、重要なプロジェクトだった場合には損害賠償請求をされるリスクもあります。
そのため、発注者から希望された納期が現実的か、自分のスケジュールに合うか確認しましょう。
提示された納期を「自分のスキル」「他の仕事との兼ね合い」を考慮して、守れるかどうかを判断しましょう。
トラブルや修正に対応する時間の余裕を確保することも重要です。
プロジェクトは常に予想外の事態が発生する可能性があります。
そのため、納期をギリギリに設定するのではなく、余裕を持って日程を組むことをオススメします。
特に初めてやり取りをする発注者との仕事では、勝手がわからないこともあるので余裕をもって仕事を進める必要があるでしょう。
ときには、納期について交渉や仕事を断る・諦めることもフリーランスには必要です。
依頼主が希望する納期が現実的でない場合や、あなたの別の仕事の都合で納期を守れそうにない場合もあります。
その時には、納期を交渉する or 断る・諦めるといった選択肢を考えるべきです。
仕事を受けてから「やっぱり間に合いませんでした」ではなく、事前に納期を相談するか、はじめから受注をしないようにしましょう。
「できないこと」を「できます!」と請け負うのは、自分のためにも発注者のためにもなりません!
スケジュール管理、交渉スキル、断る勇気も必要ってことだね。
クラウドソーシングサイトで発注をする人は、企業だけでなく個人事業主や個人もいます。
利用者の中には残念ながら、怪しい人や悪質なクライアントもいます。
仕事を受ける前にクラウドソーシング内での依頼主の評価を確認することが一番手っ取り早いです。
依頼主の評価は、その人がどの程度信頼できるか、また過去の取引でどのような評判を得ているかを示す重要な指標となります。
クラウドソーシングサイトでは、受注者と発注者が互いに評価するシステムを備えていることが多いです。
・過去にどのような取引を発注したか(仕事の種類/報酬金額)
・他の受注者からの評価(感謝コメント/不満コメント)
これは、依頼主が約束を守る信頼性の高さ、コミュニケーションの取りやすさ、問題が発生した際の対応など、依頼主との取引における重要な要素を評価するための有効な手段です。
以下のような評価やレビューが多い発注者には注意が必要でしょう。
・高評価より低評価が上回っている
・★評価が低い
・「連絡が遅い」「途中で連絡がつかなくなった」
・予算の低い発注が多い(※仕事内容にもよりますが)
サイト内の評価システム以外にも発注者の評判や信頼性を調べる方法もあります。
そこまで詳しく調べる必要もないかもしれませんが、個人的には発注者の方自体にも興味を持つためにチェックすることがあります。
企業名で検索をかけて、公式サイトやSNSアカウントを調べてどのような企業なのか調べます。
あらかじめどのような企業か知っておくことで、発注者の要望や依頼内容の理解がスムーズになることもあります。
クラウドソーシングでのアカウント名と同じと限りませんが、名前で検索をかけて該当しそうなブログやSNSアカウントを見つけたらチェックします。
興味や普段の投稿から人間性などをある程度知ることができるでしょう。
過激な発言や不適切なコンテンツ、自分の価値観と合わなそうな方の場合は、注意した方がよいでしょう。
ただし、これらの情報だけで依頼主を判断するのは危険です。(別人の可能性もある)
必ず「クラウドソーシング内の評価」「実際のやり取りでの印象」と合わせて判断しましょう。
クラウドソーシングサイトでは、発注者の評価も簡単かつ具体的に確認できるから安心だね!
クラウドソーシングは顔が見えない人同士の取引。あらかじめお互いの評価を知っておくことで、安心して仕事を進めることができるわね。
最後に地雷案件や悪質なクライアントについて警戒する方法についても触れておきます。
フリーランスとして活動する上で、地雷案件や悪質なクライアントに遭遇する可能性があります。
関わってしまうと時間・エネルギー・信頼性を失うリスクがあるので、警戒するに越したことはありません。
特に注意すべき案件・クライアントの特徴を3つを挙げます。
実績作りのために低い報酬の案件を引き受けることもあるかと思いますが、相場からかけ離れて低い報酬の案件は避けるべきでしょう。
また、理由のない値下げ要求をされたときも警戒のサインです。
「継続的に頼むから値下げしてくれ」と要求してくる「初対面の人」についても注意です。
たいていの場合、その一度の依頼で終わってそれ以降リピートされることはありません。
これらの兆候があるクライアントは、あなたのスキルや時間を適切に評価していない可能性が高いです。
多くのクラウドソーシングサイトでは、利用規約でサイト外のやり取りが禁止/非推奨であることが多いです。
これは運営側がサイト外で起きた金銭トラブル等には関与/解決できないため、受注者と発注者の両者を保護する目的があります。
個人情報を無理に聞き出そうとする発注者の中には、「個別取引を持ち出す→金銭を払わず逃げる」といったことを行う人もいます。
また、そのお願いに応じて連絡先を教えてしまうと最悪の場合、そのクラウドソーシングサイトの利用規約違反であなたがBANされます。
とはいえ規約を知らずに、悪気なく聞いてしまう発注者もいるよね。
そんな時には丁寧に規約について説明して、連絡先の交換は断りましょう。
良い発注者であれば納得して、そのサイト内で決められた方法でやり取りを続けてくれますよ。
案件を獲得するための確率を上げるために、自発的にイメージラフとして簡単な案を提出するのはOKです。※ただし、自身の負担が大きくない程度のもので!
しかし、相談ベースのチャット内で数案のラフや納品物を発注者から要求された場合は断った方が良いでしょう。
正式な契約、報酬の仮払いの前に応じてしまうと、そのラフ案や納品物を持ち逃げ(とんずら)されるリスクがあるからです。
そういった「金銭を払わず逃げられる」を防止するために、クラウドソーシングサイトには仮払いシステム(エスクロー)があるのです。
クラウドソーシングで仕事を受ける前に注意すべき6つのポイントを紹介しました。
未然にトラブルを防ぐために気を付けておくべき重要な要素です。
これらのポイントを押さえて、クラウドソーシングサイトでは活動してみてください。
自分に適した仕事を見つけ、あなたも発注者のどちらにとっても気持ちの良い取引を目指しましょう!